実験設備

高温高圧変形実験室 (理学部1号館238号室)

固体圧式変形試験機 CHERRY 

当研究室で設計開発した岩石変形実験装置(固体圧式高温高圧変形試験機)です。地下深部条件での変形応力を精密に決定します。2万気圧(2GPa)までの上部マントル条件での、超低速変形実験が可能です


岩石組織解析室(理学部1号館434号室)

走査型電子顕微鏡 JSM-6010LA(日本電子)
実験試料の観察に日常的に用いられます。EDS検出器つきで試料の元素マップも得られます。試料表面蒸着のためオスミウムコーター、金コーター、カーボンコーターを備えています。
  • ラマン分光顕微鏡(ナノフォトン製)RAMAN-11 

  • VIS-UTラマン散乱光により物質の種類や状態を顕微鏡下で非破壊で調べることができます。本装置は特に、サブミクロンの分解能とレーザー走査方式による高速マッピング機能が特徴です。岩石鉱物の偏光顕微鏡観察ができるようにした特注品です。

    • 赤外顕微鏡 IRT-3000 (日本分光)
    • 石英のような無水鉱物にも、不純物としてごく微量の水が含まれていて、これが高温塑性変形に大きな影響を与えます。赤外顕微鏡ではこの僅かな水の状態や分布を調べます。

東京大学地震研究所2号館B05

水式回転摩擦試験機

新学術領域研究「地殻ダイナミクス」プロジェクトで設計開発したオリジナルの試験機です。地下深部の地震発生帯における摩擦構成則の解明を目指します。この分野の未来を担う学生・若手研究者の参加を期待しています。